『愛はビューティフル』が良すぎて、主演女優を追って『オアシス』を視聴しました。
でも、、、正直、期待とは違っていた。
レトロな雰囲気には惹かれたし、彼女の表情もやっぱり好きでした。
それでも私は、途中から“飛ばし観”をしていたのです。
【オアシス~君がいたから~ あらすじ】
舞台は1980年代の韓国。貧しさの中でも懸命に生きる2人の青年と、転校してきたひとりの少女。
それぞれに抱える家庭の事情や、逃れられない社会の歪みに翻弄されながらも、3人は友情や恋心を通じて絆を育んでいきます。
しかし、ある事件をきっかけに運命が大きく狂い、誰もが望まなかった形で引き裂かれてしまいます。
青春と復讐、愛と裏切りが交錯する中、
それでも人生を諦めず前を向こうとする彼らの姿が、濃密な感情とともに描かれていきます。
『オアシス~君がいたから~』を選んだのは、主演女優にまた会いたかったから
『愛はビューティフル、人生はワンダフル』がとても良くて、主演女優ソル・イナさんを検索した。彼女をもう一度見たくて、次に観たのが『オアシス~君がいたから~』でした。
公開年でいえば『オアシス』の方が新しい。
でも私にとっては、順番が逆だったのです。
『愛ビュ』の彼女は、たしかに光っていた。
温かさと芯の強さを併せ持った役柄も、しっくりきていた。だから自然に、次の作品にも期待してしまった。
『オアシス』に感じた違和感。暴力描写が苦手な人はつらいかも
『オアシス~君がいたから~』に感じた違和感。暴力描写がヒーローをカッコ良く見せない。
冒頭からすでに空気が重い。1980年代の時代設定は新鮮で、レトロな小道具や衣装も凝っている。ただ、登場人物たちの言動に救いが少なく、暴力的なシーンも多め。
私にとっては、気持ちが入り込めないタイプのドラマでした。
誰かが傷つけられたり、苦しんだりする場面は、現実にあるからこそドラマにもなるのだとは思う。
暴力描写がすべて悪いわけではありません。
たとえばラブコメでも、主人公が殴られても大事な人を守ろうとする場面では、彼がより魅力的に見えます。
でも『オアシス』では、その“痛みの描写”が視覚的にも感情的にも美しくなかったように感じました。
無理にレトロ感を出そうとしているのが伝わってきて、どこか雑然としてしまう。
同じレトロ感を演出した『伝家』(中国ドラマ)では、暴力や時代背景の描写にも格調がありました。
画面全体に美意識があって、たとえ喧嘩のシーンでも目を背けたくならなかったのです。
正直、いくつかのシーンは飛ばしてしまいました。
それでも、彼女の演技はやっぱり美しい
それでも、彼女の演技はやっぱり美しい
そんな中でも、主演のソル・イナさんの存在感には目を奪われた。表情の機微や感情のにじませ方は、『愛ビュ』のときとまったく違う役なのに、やっぱり伝わってくるものがあります。
どんな役を演じても、視線の運び方や沈黙の説得力で“この人にしかできない”という印象を残す。
私にとってはちょっと苦手なドラマでしたけれど、彼女が出ていなければ、たぶん途中で観るのをやめていたと思います。
『オアシス』は、観る人を選ぶ作品だったと思う
青春ドラマなのか、社会派なのか、愛憎劇なのか。ジャンルのブレンドは韓国ドラマの魅力のひとつだけれど、『オアシス』はその混合度が高く、どこか落ち着かない。
そういう不安定さを“スリル”と感じられる人には向いていると思う。
私はというと、キャラクターたちの不器用さや衝突の激しさに疲れてしまって、物語に気持ちを預けることができなかった。
でもこれは、作品が悪いわけではありません。
私が“飛ばし観”してしまった理由も、きっと誰かの参考になる
「好きな女優さんが出ているから」という理由でドラマを選ぶことは、きっと誰にでもあることでしょう。
その結果、「これはちょっと合わなかったな」と思う作品に出会うこともあります。
そんなとき、誰かが「私もそうだった」と書いてくれていたら、きっと少し気が楽になります。
『オアシス~君がいたから~』は、観る人を選ぶドラマでした。
でも、それでもなお観てよかったと思えるのは、主演女優の存在があったからこそです。
『オアシス~君がいたから~』はU-NEXTで配信中です。気になった方はYouTube の予告編だけでもご覧になってみてくださいね。
※本ページの情報は、2025年7月1日時点のものです。内容は変更になる場合があります。