【花束みたいな恋をした】の感想

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映画【花束みたいな恋をした】あらすじ

ある夜、終電に乗り遅れた大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、
東京・京王線の明大前駅で偶然出会います。

お互いに趣味や考え方がよく似ていたこともあり、
瞬く間に恋に落ちた二人は大学卒業後、フリーターとして働きながら同居を始めます。

そんな折、麦の父親から仕送りを止められてしまいます。
ずっと一緒にいたいと願う麦と絹は、今の生活を維持することを目標に、
お互いに就職はしたのですが、、、。

映画【花束みたいな恋をした】登場人物/キャスト

映画【花束みたいな恋をした】名シーンとともに作品の感想

人生において恋をしていた忘れられない5年間を丁寧に綴った作品です。
観る人によっては昔の自分に引き戻された人もいるのではないでしょうか？

ラブストーリーに必須の逆境や困難、心のすれ違い。
それぞれの思い等をどのように煌びやかに表現しているのかという期待は、
見事にスルーされた気分でした。

ラブストーリーってこういうものという定義みたいものが、
20代の素直な感情が表現されてこんな感じなんだ～と映画を通して世相を垣間見た気持ちにもなります。

「別れる」という胸を刺す痛みは、ラストのシーンに救われました。

時に、私たちは“去り時（最悪の状況から立去る勇気）”を察知するのが苦手なものです。
今まで費やしてきた時間が惜しくてそこから抜け出せないということが多い中、

観終わった後に、胸に重くドロドロとのしかかるような気分ではなく、
これも自分にとってはいい経験だったと最後に思えるストーリーです。

筆者が選ぶ好きなシーン（ネタばれあり）

・チョコレートパフェを互いにスマホで撮影しながら、
　麦くんが付き合ってくださいと告白するシーン
告白された絹ちゃんはスマホの動画撮影していたんですね。
好きなタイミングでいつでも彼の告白を何度でも見ることができていいなと思いました。

・信号待ちのキスシーンでの悩殺のひと言
「あと、こういうコミュニケーションは頻繁にしたい方です」
私なら、余韻に浸って言葉が出ないところですが、しっかりと相手に伝えられるとこが
絹ちゃんは今後の人生でも幸せを掴みとれるんだろうなと確信したシーンでした。

心に残ったセリフ（ネタばれあり）！

始まりは終わりの始まり、（中略）
恋愛はパーティーのようにいつか終わる、だから好きなものを持ち寄りその切なさを楽しむしかないのだ。

女の子に花の名前を教わると、男の子はその花を見るたびに一生そのことを思い出しちゃうんだって
絹ちゃんはそう言うと、麦くんに花の名前を教えることはしませんでした